ひょうごインスペクション相談センターの開設準備について

すまいの未来研究機構では、兵庫県内の安心・安全な中古住宅流通の促進と、空き家対策の一環として、
2025年夏をめどに**「ひょうごインスペクション相談センター」**を開設いたします。

この相談センターは、持ち家をお持ちの方、空き家を保有されている方、中古住宅の売却を予定している方、中古住宅の購入を決められた方、を対象に、建物調査・住宅診断（インスペクション）の活用をわかりやすく支援する窓口です。

■ なぜ今、「インスペクション」なのか？

近年、中古住宅市場の活性化が進む中で、住宅の状態を正確に把握し、安全に取引を行うことへの関心が高まっています。
しかしながら、「そもそもインスペクションとは何か？」「どこに相談すればいいのか？」という声も多く聞かれます。

インスペクションとは、建築の専門家が住宅の劣化状況や不具合を調査・診断し、見えないリスクを“見える化”する住宅の健康診断です。
当センターでは、その必要性と活用方法を、誰にでもわかりやすくお伝えし、安心できる空き家対策、お住まいの維持管理、中古住宅購入・売却をサポートしてまいります。

■ 対象となる方の例

• 所有する住宅を売却したいが、売却後のトラブルが不安な方

• 中古住宅を購入契約したが、購入する住宅に５年の雨漏り保証を付けたい方

• 相続した空き家の状態を把握したい方

• お住まいの住宅の状況を理解して今後について考えたい方

■ 開設に向けた準備状況と今後

現在、兵庫県内の住宅診断資格を保有する建築士とのネットワーク体制を再整備中です。
センターでは、診断の相談はもちろん、インスペクションサービス：フェニーチェパックの提供や、
インスペクションを熟知した建築士の紹介、インスペクションをよく知る宅建業者、建物状況調査アドバイザーのあっせん、
また、宅建業者の向けセミナーなども予定しています。

2025年夏、神戸市西区伊川谷町有瀬 すまい研事務所内に開設予定。
今後、Webサイト内に専用ページも公開し、情報提供・相談予約受付も行ってまいります。

■ すまいの未来研究機構が担う使命

私たち「すまいの未来研究機構」は、地域に根ざした空き家対策とまちづくり活動を展開し、数多くのインスペクションの提供や、空き家相談、古民家や住宅再生事業に取り組んできました。
今回のセンター開設は、その知見とネットワークを活かし、より多くの方に「安全・安心な住まい選び」の機会を届けるための一歩です。
これを機会に、兵庫県内に連携者を増やしたうえで、インスペクションより身近に消費者に普及し、空き家対策及び空き家活用支援にも力を入れていきます。

■ お問い合わせ・連携協力希望の方へ

現在、インスペクションに関心をお持ちの方、協力をご検討いただける建築士・宅建業者・リフォーム業者・各士業の皆様からのご連絡もお待ちしております。
詳細や取材等のお問い合わせは、以下までお気軽にどうぞ。

👉 info@sumaiken.jp 　担当　谷弘一