お知らせ
旧安藤家住宅 登録有形文化財に!!

兵庫県内では4か所、明石・旧安藤家住宅などが登録有形文化財に選定

国の文化審議会は、2025年7月18日、国登録有形文化財(建造物)に新たに130件を追加するように答申し、その中、兵庫県内の4件のうち、明石市・旧安藤家住宅が選ばれました。

旧安藤家住宅は、主屋、離れ、土蔵の3件が登録されました。
こちらの建物は、岩屋神社近く、明石港そばに、米穀商の平野家が1922(大正11)年に建築されたものです。
2階建ての主屋は、建物の格を表す「うだつ」と呼ばれる袖壁が大きく、しっくい塗りの外壁などとあわせて豪壮な造りになっています。
建物の所在地:明石市材木町6-21
(地番:材木町4番23(登記簿上の所在地で住所とは異なります

2022年の夏頃、すまい研では、30年以上空き家であったこちらの建物の今後の活用についてご相談をうけました。
その際は、残置物が多く、なかなか利用を想定しにくい、いわゆる「30年間手つかずの空き家」といった状態でした。
その後、3年間にわたり、神戸芸工大の学生の皆様や関西大学の学生に皆様、大阪公立大学の学生の皆様、すまい研にボランティア登録する「チームすまい研メンバー」を中心に、明石市立文化博物館の皆様の協力をえて、地域の皆様とともに清掃や、資料調査活動、イベント開催、店舗運営試行、など再生活動を進めてきました。
その中では、多くの苦労や困難がありましたが、所有者様の寛大なご対応や、地域の皆様への建物への強い愛情のもと、多くの学びと発見とともに、ここまですすめてくることができましたことに本当に感謝いたします。
この度の、登録有形文化財の選定は、これらの地域の皆さまと、すまい研に関わっていただく多くの学生、ボランティアの皆様の活動の成果として非常にすまい研として誇らしく喜んでおります。
今後も、地域の皆様とともに育ち、ともに活かす建物として、活動を進めていきますのでご支援ご協力のほどお願いいたします。

本建物のご見学希望やお問い合わせについては、以下のQRコードより、問い合わせフォームにご記入ください。
ぜひ、多くの皆様に、すまい研の活動とこちらの歴史ある旧安藤家住宅を、体感していただければ幸いです。


また、こちらの活動につきましては、今後の、維持修繕費の確保や、学生ボランティア活動など、
皆様のご寄付とご支援がなければ継続することができません。
あわせて、当団体へのご寄付やご支援も受け付けておりますのでよろしくお願いいたします。